支援・活動内容
こんにちは。特定非営利活動法人ピッコラーレです。
私達は、“にんしんSOS東京”の運営をしているNPO法人です。
全ての「にんしん」に纏わる「困った」「どうしよう」に寄り添いたい
「生理がこない」「避妊具がはずれたけど大丈夫だろうか」「レイプされた」「妊娠しているけれど、これからどうしよう」思いがけない妊娠を恐れたり、心を悩ませたりすること。
命にまつわる重大な選択を、家族やパートナー、友だちなどにも相談できず、情報もうまく集められない中、ひとりで決断することを迫られている人がいます。
そんな皆さんに寄り添い、それぞれの人が納得できる選択を尊重し、地域の方々につなぐまでを支援する、そんなお手伝いをしているのが、妊娠葛藤相談「にんしんSOS東京」です。
そして、特定非営利活動法人ピッコラーレは、相談窓口をはじめとするすべての事業を一般社団法人にんしんSOS東京より引き継ぎました。にんしんにまつわる全ての「困った」「どうしよう」に寄り添うことがピッコラーレのミッションです。
にんしんSOS東京の活動の中で
もしかしたら、思いがけない妊娠というと、「10代の女性の問題」「自分には関係ないこと」と感じられる方が多いかもしれません。
しかし、こうした思いがけない妊娠に直面することは、決して、一部の人の珍しい状況ではありません。妊娠に悩む女性だけでなく、相手の男性や周囲の家族・友人からも相談が寄せられ、“キャリアとの両立”、“思いがけない3人目の妊娠”、“高齢での出産に関する不安”など30代〜50代の方からの相談も多く寄せられているのが実際です。 思いがけない妊娠は10代などの若年や女性だけの問題ではなく、実際には誰にも起こりうることなのです。
そして、寄せられる相談の中には、地域の中での孤立している様子や複雑な家族関係など、当事者の努力だけではどうにもできないこと、自己決定ができない背景が見えてくることもあります。ピッコラーレでは、それこそが思いがけない妊娠にまつわる問題の根底だと考えています。
【具体的な相談ケース】
SOS1:シングルマザー 産めない
[22歳 女性]
結婚をするつもりの彼がいましたが、別れることになってしまいました。別れた後に妊娠が分かりました。でも、既に子どもが一人おり、二人の子を私ひとりで養うのは難しいと考えています。だから、この子のことはあきらめようと思っています。でも、中絶をする費用がありません。彼にも親にもお金を貸してもらうことができず、途方にくれています。どうしたらいいでしょうか?
SOS2:妊娠7ヵ月 未受診
[30歳 女性]
もともと月経周期が不規則で、妊娠に気づいたのが遅かった。中絶することを考えたけど、やっぱりできないなと思った。でも、一人で産んで育てるにはどうしたらよいのか、妊娠してしばらく経っていても診てくれる病院はあるのか、いろいろと一人で考えていた。そんななか、インターネット検索をしてあるブログから、にんしんSOS東京を知り、助けてもらおうとメールしました。どのような団体かも分からず、相談後まもなく「会いませんか」と言われ正直とまどいましたが、病院も同行してもらえました。なかなか実家に連絡することができなかったけど、電話をしたら帰っておいでと言われ、実家で子どもを産んで生きていくことを決めました。
当事者に寄り添い、すべての選択を尊重します
相談が寄せられた際には、まず相談者の話を聞くこと。そして、情報提供にも努めます。その上で出された、相談者の選択に寄り添う、という姿勢で相談を受けてきました。
相談者さんの数だけ人生のかたちがあり、選択肢があります。産む・産まない、育てる・育てないに関わらず、ご自身の選択に納得して、妊娠をきっかけに主体的に人生を歩んでいくことができないだろうかと模索する過程に寄り添います。
中絶、出産、養子縁組……どれが正しくてどれが正しくない、そんなことはないはずです。こうした当事者のすべての選択を尊重する姿勢は、相談窓口が開設されてから今日に至るまで、相談員全員にずっと共有されてきています。
妊娠に悩む人が気軽に相談できる社会を目指して
ピッコラーレに寄せられる相談件数は年々増加傾向にあります。相談窓口開設から3年3ヶ月の時点で2190人の方からの相談が寄せられました。そして、より支援を必要とするケースでは、直接お会いしてお話をお伺いした上で、病院や行政の窓口に同行したりするような場合もあります。そのような相談の数も150件を超えています。(2019年3月現在)
東京をはじめとする首都圏からの相談が全体の約半分を占めていますが、今までに47都道府県の全てから相談がありました。それほど、妊娠を相談する窓口が各エリアに整備されていない、もしくは、たとえ開設されていても周知が行き届いていないということを、これらの数字が物語っていると思います。
そして、この課題を解決するために、私たちは2018年度より研修事業を始めました。妊娠葛藤相談に興味のある方や、すでに妊娠葛藤相談に従事している方を対象に、私たちの相談の姿勢や情報やノウハウを惜しみなく盛り込んだ、A、B2つの研修を通して、一でも多くの人がこの社会課題の重要性を理解し、一つでも多くの地域で活動してくださるといいなと思っています。相談者さんに寄り添った妊娠葛藤相談窓口が日本全国に増えていくことをめざしていきます。
今はまだ始めたばかりの小さな芽のような取り組みかもしれませんが、少しずつ全国に根を張り巡らせ、いつか大きな木のように、その人の住むすぐそばで、妊娠に関する不安や悩みを抱える相談者さんをしっかりと支えることのできる、そんな未来を思い描いています。
小さな声を集めて、妊娠に優しい社会を作っていく
残念ながら、現在の日本においては、生まれて24時間内の小さな命が実母により殺められてしまう事件が後を絶ちません。
そして、子どもの虐待の中で一番多いのが、この0ヶ月0日の虐待死と言われています。誰にも妊娠したと相談できずに、一人で悩んでいるひと、経済的に厳しく、どうにかしたくてもどうにもできないひと、産むか産まないか悩んでいるひと、金銭的問題や社会的な問題により病院に行けないなど、様々な理由で母子手帳を受け取れないまま、支援のレールに乗ることのできない人たちがいます。
「妊娠したかも?」と思った時から切れ目のない支援を受けることができ、社会の眼からこぼれ落ちてしまう人が0になるためには、まだまだ、社会からの理解・制度や支援のネットワークが不足しています。そのため、私たちは妊娠にまつわる相談窓口を増やすための取り組みだけでなく、相談者さんの声をまとめ、日本の課題として国や行政に届ける活動にも取り組んでいます。
そして現在では、一部の支援を必要とする特定妊婦の初回受診費の医療費助成が開始されることになりました。実際にその制度を使うことでやっと病院を受診することができたというケースも出てきているそうです。相談者さんからの小さなひとりひとりの声を、大きな声に変換し、相談者さんたちが気づかせてくれた、日本社会が抱える課題について、国や行政、この課題を知らないみなさんに届けていくこと。それも相談者さんたちと日々向き合う私たちの使命だと考え、これからも社会に発信し続けていきます。
ピッコラーレの描く未来 〜予防と居場所づくり〜
相談事業に関して、もっと……という思いはたくさんあります。
たとえば「相談受付を24時間対応にしたい」「電話やメール以外にもLINEなど相談窓口を広げたい」でも、一方でもっと問題の根っこに向き合いたい、そういう思いも湧いてきています。
たとえば、思いがけない妊娠の前に、充実した性教育が受けられていたら。残念ながら、現在、学校や家庭での「性教育」はまだまだ十分な内容と時間で実施されているとは言えません。そのため、性に関する正しい知識が圧倒的に不足している状況です。私たちはこの現状を変えるため、若い世代に向けてSNSやイベントなどを通じた啓蒙活動を積極的に行っていく計画を立てています。
たとえば、妊娠をきっかけに安定した生活ができるような就労支援や、細く長く繋がれるような居場所があれば。また、相談者は家庭環境に困難があったり、地域とのつながりが薄かったりと、安心していられる“居場所”がないというケースも目立ちます。相談後、相談者が孤立しないように地域の方につないでいくまでをしっかりサポートしていきたいと考えています。こうした予防や居場所づくり、それもピッコラーレの活動における大きな柱です。私たちにはたくさんの課題と希望があります。
日々寄せられる相談に一つひとつ向き合い、対応しつづけることで、一人でも多くの方に寄り添いたい。ピッコラーレは、「にんしん」をきっかけに、誰もが孤立することなく、自由に幸せに生きることができる社会の実現を目指して、これからも、産む・産まない、育てる育てないにかかわらず、すべての妊娠に寄り添った活動をしていきます。あたたかなご支援のほど、よろしくお願いします。
設立:2018年11月(一般社団法人にんしん SOS 東京の後継団体として設立)
住所:〒171ー0041 東京都豊島区千川2−6−14
電話:050-3134-4479 (事務局)
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
もし可能であれば「特定非営利活動法人 ピッコラーレ」の活動をご支援いただけましたら、これほど嬉しいことはございません。
皆様の本の寄付で出来ること
皆様からいただいた本や絵本・ゲーム・CD・DVDの寄付で、イベントや講演会を開いたり、たくさんの方々をサポートしたりすることができます。
20冊の寄付
20冊集まったら
出来ること
60冊の寄付
60冊集まったら
出来ること
100冊の寄付
100冊集まったら
出来ること
200冊の寄付
200冊集まったら
出来ること
※1冊の買取価格が50円の場合
寄付できるもの・寄付できないもの
本を中心に寄付買取を行っております。
本の内容や状態によっては寄付買取できないものもございます。寄付品を送付いただく前にご確認ください。
寄付の対象品目
- 古本・雑誌の寄付
- ISBNコードのある本(マンガ本除く)
- エッセイコミック、エッセイ漫画
(少年/青年/少女マンガは寄付不可) - 知育本
- 通信販売、通信教育の本
- 発行から1年以内の月刊誌
(ファッション誌・女性誌を除く) - 図録(美術展などで購入できるカタログ)
- ゲームの寄付
- 携帯ゲーム機の本体、ソフト
- Play Station Vita(PSVita)
- PlayStation Portable(PSP)
- Nintendo 3DS
- Nintendo Switch
- 据え置き機のソフト(本体は寄付不可)
- PCソフト
- 古いゲーム(ファミコン、ディスクシステムなど)のソフトもOK
- ゲームウォッチなどの携帯ゲーム
- 絵本の寄付
- 日本語、外国語の絵本
- しかけ絵本、おもちゃ絵本
- DWE ディズニー英語システム
- 学研まんがシリーズ
- 科学漫画サバイバルシリーズ
- おしりたんてい
- ノンタンシリーズ
- おばけずかんシリーズ
- 定期購読や幼稚園などで配布される絵本
- 参考書の寄付
- 小学校・中学校・高校受験
- 大学受験の過去問題集、赤本
- 辞書
- 通信教育の教材
- 英検、数検などの検定試験過去問
- TOEIC、SPIなどの資格試験テキスト
- 公務員試験などの就職試験参考書
- 行政書士、介護士、衛生管理者などの問題集
- CD・DVDの寄付
- クラシック、ジャズ、ロック、外国盤などのCD
- 邦楽(JPOP)・洋楽・クラシックなど音楽CD
- アニメ お笑い 邦画 洋画などのDVD
- 通信販売、通信教育のCD・DVD(ユーキャンなど)
- ブルーレイ(Blu-ray)
- レコードの寄付
- ポップス、フォーク、GSなどのレコード
- LPレコード
- EPレコード
- SPレコード
- サンプルレコード
- 落語、能などのレコード
- 輸入盤レコード
- ファッション小物
- 小型家電
- 冷蔵庫
- 製造から8年以内の日本製品
- 製造から5年以内の海外製品
- 洗濯機・乾燥機
- 製造から8年以内の日本製品
- 製造から5年以内の海外製品
- エアコン
- 製造から8年以内の製品
- 正常に動作するもの
- 切手・ハガキの寄付
- 未使用の切手
- 普通切手
- 記念切手
- 日本で発売された切手
- 切手なしで投函できるハガキ
- 書き損じはがき
- 余った年賀状
- 株主優待券・割引券
- 有効期限が30日以上ある優待券
- 株主のみでなく、他の方が使うことが出来る券
- テレホンカード
- 未使用のテレホンカード
- 使用しているものの、度数が半分以上残っているテレホンカード
- 鉄道模型・鉄道グッズ
- Nゲージ、HOゲージ、Zゲージなどの車両
- 鉄道切符(硬券、特急券など)
- 鉄道部品(実車部品、ナンバープレート、行先板など)
- プラモデル
- 未組み立てのプラモデル
- ミニ四駆、自動車、バイク、戦車などの軍用車両、飛行機などのプラモデル
- キャラクター、ガンプラなどのプラモデル
- アクセサリー
- 指輪
- イヤリング
- ネックレス
- ピアス
- イミテーション・・など
- ハンドメイド
- アクセサリー
- 布・革製品(バッグ・ポーチ)
- キャンドル
- スマホケース
- ペーパークラフト
- ファッション小物
- ぬいぐるみ・・など
- おもちゃ
- ボードゲーム
- ミニカー
- プラレール
- 仮面ライダー
- レゴ
- ウルトラマン
- シルバニアファミリー・・など
- 知育玩具
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- カード
- 型はめパズル
- 木の玩具
- ブロック
- 太鼓 ・・など
- ディズニーグッズ
- ぬいぐるみ
- キーホルダー
- ポップコーンバケット
- キャップ
- ライト
- 食器
- 小物入れ ・・など
- ぬいぐるみ
- ディズニーのぬいぐるみ
- 各種キャラクターのぬいぐるみ
- UFOキャッチャーで獲得したぬいぐるみ
- 手作りのぬいぐるみ・・など
- ノベルティ品
- タオル
- クリアファイル
- タンブラー
- エコバッグ
- トートバッグ
- ボールペン
- ティッシュ・・など
- 文房具・事務用品
- 鉛筆
- クレヨン
- ボールペン
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- クリップ
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- カセットボンベ
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- 缶詰
- 乾麵・即席麵
- 手回しラジオ・・など
- 在庫品
- アパレル商品
- 使用できる不良在庫
- 書籍の余剰在庫
- 自社製品のサンプル品
- 生活雑貨
- 家電製品
- 小物雑貨
- 家具製品
- 食料品全般
- 事務・オフィス商品
- 玩具・・など
寄付の対象にならないもの
- ISBNコードのない本
- 小中高の教科書
- マンガ本・マンガ雑誌
- ひどく傷ついているもの
- コンビニコミック
- 欠品のあるもの
- ファッション誌・女性誌
- 海賊版、コピー品
- 個人出版の本
- 法律に抵触する恐れのあるもの
- 百科事典
- 4点以上の同一商品
寄付の対象品目でも上記のようなお品は寄付買取対象外となります。
寄付までの流れ
寄付のお申し込みについて
この度は、ありがとうブックをお選びいただきありがとうございます。
私たちは、全国で皆様からの古本・DVD・CD・ゲーム・レコードのご寄付を承っております。
「特定非営利活動法人 ピッコラーレ」への寄付をご検討いただける方は、お電話またはメールフォームよりお申込みをお願い致します。お申し込みいただきますと、選択したNPO団体の資料と申込用紙をお届けします。
寄付のお申し込みで届くもの
- ありがとうブック案内書
- 寄付買取申込用紙
- ありがとうブックへの送付用伝票(希望者)
※只今、ガムテープの送付は送料の都合上、見合わせております。大変申し訳ございません。
※梱包用ダンボールにつきましても配送を中止しております。詳しくはこちら▼
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お申し込みのほか、「とりあえず話を聞いてみたい」「寄付しようか迷っている・相談したい」等、ご質問やご要望なども承っております。通話料は無料です。お気軽にお問合せください。
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